南北離散家族の再会事業が開かれる中、軍事境界線手前の南北出入り事務所で手続きを行うため移動する韓国側の参加者ら=20日、江原道・高城、聯合ニュース
[パク・ギルジャ、キム・ウニョン]
1950年代の韓国戦争などで生き別れになった韓国と北朝鮮による南北離散家族の再会事業が、今月20日から26日まで北朝鮮の金剛山(クムガンサン)で行われる。韓国戦争休戦協定(1953年)を基準にすれば65年ぶりの再会。
20日午前、韓国側の参加者89人は軍事境界線手前の南北出入り事務所で最終的な手続きを行い、金剛山へバスで向かった。午後3時に北朝鮮で暮らす家族と再会を果たす。21日には、午前10時から午後1時まで外金剛(ウェクムガン)ホテルで家族だけの時間を過ごす。家族だけで個別に食事をするのは今回が初めて。20日から22日まで6回にわたって再会する。また、24日からの3日間は、北朝鮮側の83人が韓国側の家族と再会する予定。
離散家族は高齢化が進み、参加者の大半が80歳以上で、最高齢は101歳の男性であるペク・ソンギュさん。彼は、北朝鮮の嫁と孫娘と会う。
今回の離散家族の再会は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が4月の南北首脳会談で合意したもので、実施されるのは2015年10月以来、約2年10カ月ぶり。
統一部の関係者は「離散家族の健康と安全を最優先する。再会事業が無事に進行できるよう万全に期する」と話した。
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