文大統領「非核化を土台に南北の経済共同体を実現」
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、仁川(インチョン)で開かれた「第17回世界韓商大会」開会式で「完全な非核化と韓半島の平和定着を土台に、南北(韓国と北朝鮮)が自由に行き来し、一つの経済共同体を実現するならば、我が民族と経済は新しく跳躍できる」と強調した。
「一つになった韓商、共に開く大韓民国」というスローガンの下、韓国系経済人同士のネットワーク活性化を通じた経済交流拡大を目標に多様なプログラムが25日まで実施される。今年は60カ国・地域の韓国系経済人3500人余りと国内企業の関係者が参加した。
文大統領は、祝辞で昨年の大会を言及しながら「1年前まで想像も出来なかったことが、奇跡のように現実となり、かけがえのない大切な機会が我々に与えられた」と語った。
また「板門店宣言と平壌共同宣言で明らかにしたように、韓半島で戦争の影を取り払い、平和と繁栄の新たな時代を開いていく」とした上で、韓国系経済人らの支持を求めた。
文大統領は、中小企業や若者創業の海外進出を支援、グローバル人材育成への協力などを強調した。
その上で、韓国系経済人らに「平和と繁栄の韓半島に向けた韓国政府の努力に知恵を集めてほしい」とし、「(韓国)政府も韓国系経済人らの活動を促すよう、積極的に取り組む」と約束した。
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